相談という行為には向き不向きがあると思う。
意見の方向性や相性もあるだろうが、そもそも相談にならない相手など論外だろう。
たとえばルルーシュ。
あれはダメだ。
相談相手としてなかなかの点数をやれるミレイと比べればそのダメっぷりが際立つ。
ミレイは相談者の話を相談者の気持ちになって聞き、しかし意見は感情に流されずに客観的に述べることができる柔軟な人間だ。
対してルルーシュはといえば、他人は他人なんだから他人の気持ちなんてものは同一化することは不可能だし必要もないという位置に立っているから、意見がとても味気ない。
指示としては的確であるかもしれないが、そもそも相談者が求めるのは指示ではなく共感と同意と少しの刺激である――答えは既に相談を持ちかけた時点ででていることも多いし、ルルーシュの真意を理解できなければ反感を買うだけだ。
よって根本的に向いていない。
まれに反対の理由で向いてない者もいる。
相談者にシンクロしすぎて話にならない人間だ。
つまり相談というものは人を選ぶ。
そして自分は向いていないのだが、と本日の相談者、枢木スザクを見ながら思った。
ちなみにC.C.が向いていないと思うのは主に面倒だからだ。
やろうと思えば理想的な相談相手になってみせてやれる。
しかしながらめんどくさい。
とにかくめんどくさい。
そしてめんどくさい。
枢木スザクの相談に乗ってやってC.C.になんの利益がある。
ない。
これっぽっちも見当たらない。
嫌だな面倒だなと大々的に顔に書いて振り返ってやったら枢木スザクは嬉しそうに笑った。
よかったと言って。
ちっともよくないのだが。
「ルルーシュをおとしたいのか」
相談内容を確認する。
そうなんだと彼は真剣に頷いた。
少し考えた。
一瞬でバカらしくなった。
「人に頼ってどうする自分で考えろ」
女を振り向かせたいのなら正当法でいくなら自分を磨け。
また弱っているところに付け込んだり、とにかく押してみたりと手は色々あるが、そんなものは自分で決めるべきことだろう。
人に頼って手に入れようとしても相手がルルーシュである限り、賭けてもいいが絶対におちてなどこない。
「でもね、僕には絶対的に情報が足りないんだ」
それは仕方ない。
まだ顔をあわせて一週間程度だったはずだ。
「情報? 何が知りたいんだ」
そこで直に落とし方ときたのだったら、そんな男がルルーシュにまとわりつくのは面白くない。
排除してやろうと物騒なことをかんがえながらC.C.はうっすらと笑った。そんな低レベルな男などC.C.が手をだすまでもなくルルーシュがどうにかするだろうが、排除してやって盛大に恩をきせるのも悪くはない。
「ルルーシュが男嫌いなのは何かトラウマがあるの?それとも生理的に受け付けないってやつなのかな」
逸れた質問に舌打ちをした。
また微妙なところを。
「ノーコメントだ」
そっかと食い下がることはなく情けない顔をさらす。
それが少しいらっとしたので、C.C.は苦々しい口調で付け足した。
「お前がルルーシュをよく見ていればわかるだろうよ」
「ルルーシュが男が嫌いな理由?」
「そうじゃない」
そうじゃない。
「お前の認識自体が間違ってることにだ」
ルルーシュは男嫌いなんかじゃない。
「え? 実は男好き!?」
「思考が短絡的だな」
だが。
その事実を知っているのはおそらくC.C.だけだ。
うまく隠している事実は、もっと根深い。
知られることを弱みと考えてルルーシュは必死で隠している。
一番知られたくないのはやはり妹だろうか。
知られてしまえば、動けなくなる。
もっともネガティブな解決法を選んでしまいそうになるから。
「やっぱり違うよね。触った時半分パニック状態だったし。すぐに隠されちゃったけど、目が、怯えてた」
はあ、と物憂げなため息が零れる。
ああ。
今のはなかなかいいところをついてた。
もっとも当たりはそんなところにはないが。
「嫌いっていうか怖いに近いのかな。だからトラウマか何かあるのかなって思ったんだけど……。トラウマなら、僕が抉っちゃいけないと思うし。ねえC.C.」
「敬称をつけろ新入り」
「C.C.……………さん?」
「バカか。様に決まってる」
ねぇ。
C.C.さまC.C.さま。
軽く言われて頭に蹴りを落としてやった。
頭が高い。
「何だ愚民」
「考えたんだけど」
さて。
ここに一つの真理がある。
経験則ともいう。
バカがものを考えるとろくなことにならない。
「僕が男じゃなかったらよかったのかな?」
「は?」
一瞬意味がわからなかった。
おかげで極めて希少な呆け顔を愚民ごときに無料でさらしてしまったではないかどうしてくれる金払え。
「男じゃ、なかったら、よかった、の、かな?」
かな?
ご丁寧にももう一度繰り返していただいてわかった事実は一つだ。
こいつは馬鹿だ。
救いようのない馬鹿だ。
がんばれ
人間1人1人別個の個人であるし、その能力、考え方、感じ方などあらゆる面で異なっている。
人は別の他人になることはできないし、誰かのことを理解しようとしても完全にシンクロすることなど不可能である。
そこを少しでも知ろうと努力することこそ人間関係を築くということだ。
と、理解はしていたが、馬鹿らしくなってルルーシュは放り投げた。
知らない。
もはや知りたくもない。
何が、どうやって、こんな結論にたどり着いた。
枢木スザク。
いや答えてくれなくて結構。
聞きたくない。
薔薇を持ってきた時にもアホかと思ったが、これについてはルルーシュが謝ろう。
間違っていた。
アホじゃない。
お前は実は宇宙人だろ。
アホだなんて言って悪かった。
世界のアホのみなさん本当に申し訳ない。
ぼやく半分は現実逃避だ。
宇宙人なのだからあえて良好な関係を築くこともないだろう――もともと努力していないが。
「………………スザク」
しかしながらいつまでも執務室に突っ立っていてもらっては困る。
ルルーシュとて皇族の1人なのだ。
いくら実権とは程遠く放り捨てられているに等しい身の上であっても、すべきことはいくらでもある。
ただのパフォーマンスだったとしても行ったからには日本視察の報告書の提出もしなければならないし、秘書もつけていないルルーシュは自分の予定を自分で組まなければならない――実際は名目のみなら秘書ぐらいいる。しかしここまで堕ちた身であったとしても、いや、だからこそ、ここを守らなければならないのだ。外の誰かの息のかかった人間をつけられて踊らされるのだけは阻止しなければならない。それにこういった類のことは得意であるし、予定は自分でたてたほうが確実だ。
ということでルルーシュは忙しいのだ。
どこぞのマスコットでもあるまいし、いくら朗らかな笑顔を浮かべているとはいえいつまでも目の前でつったっていられると邪魔だ。
いや間違えた。訂正する。
いつまでもも何も一瞬でもいられたら邪魔だ。
でていけと喉までせり上がってくる。
唇の端がひくつく。
「やあね、ルルーシュ。スザ子って呼んで」
「気持ち悪い!」
妙に高い声でうふふと笑う。
ぞっとした。
「呼んでくれなきゃ悪戯しちゃうぞ」
鳥肌がたった。
「ぁ、な、お」
あまりの衝撃に言葉が形にならない。
「お?」
「お前は誰だ!?」
「だーかーら、スザ子だってば」
だからスザ子って何だ。
もう嫌だ。
ふわふわの茶色の髪にカチューシャがさされているのを見て泣きたくなった。
服はどこから調達してきたのかミニスカートだ。
上は身体の線がわからないようなブカブカのカットソー。これもどこからもってきた。
スカートの下の足はきちんと剃られていて吐き気を催した――剃られていなかったら吐いていたはずだ。
それでも生足をさらさないだけの思いやりはあったらしく黒のニーハイソックス。
ところでそのスカートの下ってどうなってるんだ。
いや、くだらないことを考えてしまった。
相当毒されていたらしい。
似合っているかと聞かれれば、一万歩ぐらい譲ってましなほうだと言えるかもしれない。
少なくとも黙って立っているのを遠目に見るだけならなんの問題性も感じずに通り過ぎるはずだ。
しかしながらそれは他人であると、面識のない人間であると仮定した時の話なのだ。
今回は適応できない。
それが自分の婚約者となれば涙も流れない。
乾いたため息は相手には届かない。
婚約解消ってどうしたらいいのかな。
父に直談判するしかないのかな。
父に頭を下げて自分の評価をも下げるのと、婚約者の若干――若干としときたい――一般的でない趣味を許容するのだったらどっちがましだろうか。
少なくとも外見を変えるだけならルルーシュ本人には害はない。
やはり許容か。
ああそうだ。
ポジティブに考えねばなるまい。
ポジティブに。
そういう趣味ならばルルーシュは恋愛対象に入らない。
昨日まで好きだのなんだの繰り返してはいたがきっといきすぎた友情かなんかなのだろう。
カレンは前に友達になりたいの!と迫られたことがあるらしい。
それが病弱バージョンのときだったのか、男前バージョンのときだったのかまでは聞かなかったが――勝手に男前だと決めつけた。それならルルーシュも気持ちがわかる。
「スザク。いや、スザ子でもなんでもいいんだが、お前にそんな趣味があったとはな。安心しろ。偏見はないから。だからさっさと」
でていって欲しい。
「そんな趣味?」
「趣味じゃないのか?そんな酔狂な格好」
しかもやけにノリノリ。
「趣味じゃないわよ」
じゃあなんだ。
「だあってルルーシュが男が嫌いって言うんだもの」
それは………。
あれだろうか。
なんていうか。
方向性の間違った努力というやつだろうか。
ぬけぬけと「ルルーシュのため」と言っているのだろうか。
なんか。
疲れた。
「あのな」
ため息。
「お前は服装変えたら性別まで変わるのか?」
「性別は変わらないけど、でもルルーシュの拒否反応が少しでも和らぐかと思って」
「鳥肌がたった」
拒否反応は身体にまででた。
「お前に恥じらいはないのか」
「恥?」
「日本の文化だろ。そんな格好してなんだってそんなに楽しそうなんだ」
それでも男かと言ってやればスザクはなんでもないことのように言った。
「こういうのって恥ずかしがったら負けだよ?」
というか、どちらかというと悟りでもって開いたかのような調子なのだが過去に何かあったのだろうか。
「で。どうかな? これなら大丈夫?」
首を傾げれば、ルルーシュにとってスザクのなかで唯一好意に値するふわふわの髪がゆれた。
くるくるでふわふわ。
本当にこれだけは好きだと思う。
だってナナリーと同じだ。
だけど、これだけ。
けれど大丈夫かと言われても。
「気持ち悪い」
正直この一言に尽きる。
スザクは別段傷付いた様子も、がっかりした様子もなくただふぅんと言った。
「じゃあ。どっちの方が好き?」
「は?」
「だから、いつもの僕とスザ子、どっちが好き?」
普段のほうがまだいい。
素直にそう言おうとしてはたと気がついた。
その言葉はだからといっていつものスザクが好きだよという意味には決してならないのだが、無駄にポジティブでかつ宇宙人な彼は見事に自分のいいようにとってくれるのではなかろうか。
まさかとは思うが、これは全部仕組まれことなのか。
ルルーシュから好きという言葉を引き出すための。
そうではないとしても、ルルーシュにいつものほうがよっぽどマシだと自覚させ、抵抗感をなくさせようとしているに違いない。人間、それ以下を知れば我慢ができるようになる。
なんてやつだ。
そんな姑息な作戦に誰がのってやるものか。
実際スザクはルルーシュほどひねくれてはいないので、そこまで考えてはいなかったのだが、既に決めつけたルルーシュの前では意味がない。
自分ならやりかねないというかなり偏った基準のもと、どうやったら効率的にふってやれるかと考える。
「どっちも」
「好き?」
「違う!」
バンと力いっぱい机を叩いたところで続きをノックに遮られた。
ノック三回。
咲世子だ。
忌々しげにスザクを睨みつけた。
がこうなってはしかたない。
「ルルーシュさま、お客様です」
「入れ」
表情とは裏腹に事務的な声で対応した。
そしてお前は早くでていけ日本の恥め、と目で訴えかけるが、幸か不幸か心が通じ合っていなかったためルルーシュの意図はまったくスザクには届かなかった。
何故だか居座る気らしく少しばかり後ろにすら下がるが、それはなんの気遣いでもない。というか普通でていくだろう。
他人にその姿を見られて何とも思わないのか。
まさしくワイヤーのような神経といえよう。あるいは入っていないか。
「失礼します」
咲世子が第三皇子の使いのものだと告げる。
ああ、これで全国中に知れ渡るのだ。
庶民の娘の第四皇女の相手は女装趣味だと。
もしかしたら皇女の趣味は男を女装させることだと広められるかもしれない。
悪夢だ。
軽く礼をして入ってきたのは見たことのない女だった。
新しい人間がはいったのだろうか。
まあ珍しいことではないが。
ルルーシュがでていけと目で訴えかけていることも、さっさとしなければあとでボロクソに言われることも本当はわかっていたのだがスザクは動かなかった。
アリエス宮に人が訪れるのは初めてだ。
誰がきたのか興味があった。
何故きたのか興味もあった。
けれどそれより何よりルルーシュに緊張が走ったのが気になった。
もともと線は細いし、細かいことばかり気にするし、他人を排除する傾向のあるルルーシュだけれど、それは見知らぬ人間一人一人に反応するぐらい重症なのか。
それとも嫌いな人間がやってきたからなのか。
スザクには未だに判断がつかない。
だから訪問者の顔をみてから退場しようと思った。
ルルーシュに害をなさないことを確認してから。
入ってきたのはスラリと身長の高い女性だ。
地味なパンツスーツに、顔立ちも全体的に地味。
縁のない眼鏡をかけ、化粧は抑えめ。
派手好きで有名な第三皇子だけれども、部下はさすがにまともなのかとぼんやりと思った。
思えばこんなことを考えていたからなのだろう。
訪問者など大した意味を感じなかった。ただルルーシュが反応したから見てやろうとそれだけで。
馬鹿だ馬鹿だとルルーシュにぶつけられた言葉をかみしめる。
馬鹿だ。
紛れもなく馬鹿だ。
彼女の不自然さに気づかなかったなんて。
ルルーシュが立ち上がり席をすすめた。
女性はスザクをチラリと見たが、反応はなかった。
「いえ、結構です。本日はクロヴィス殿下かよりルルーシュ殿下へ言付けを承ってまいりました。すぐに済みますゆえ」
言付け。
珍しい。
通信のほうが早く確実だろうに、わざわざ人をやらねばならないような大事とはなんだろう。
ルルーシュが頷いて彼女の前に進み出た。
その瞬間に身体が動いたのは完全に無意識、あるいは条件反射と呼ばれるものだ。
何故なら思考はあとからついてきた。
脇腹に焼かれたような熱がはしる――でもそれだけだ。
頭は冷静に、冷静すぎるほどに事実を示す。
間に合った。
だからいい。
至近距離からなんの予備動作もなく差し出されるように自然に繰り出されたのはナイフだった。
光に反射する時間もなかった。
だから本当は反応できただけでも賞賛されるべきなのかもしれない。
その刃がルルーシュの肌を傷つけなかったことだけでも喜ぶべきなのだ。
しかしスザクの脳内は後悔に荒れ狂う。
もっとちゃんと考えればよかった。
ルルーシュが緊張した意味。
あそこで距離をとらなければ。睨まれようが何しようがそばにべったり張りついているべきだったのだ。
あるいはぼけっとどうでもいいことなんか考えていなければ。
ルルーシュが危険に晒される前に気づけた筈だったのに。
気づくべき所など腐るほどあったではないか。
何故スザクに興味を抱かなかったか――彼女の仕事には関係ないからだ。
何故わざわざ言付けなのか――近づければなんだってよかったんだろう。
派手好きの皇子の地味な部下。
無駄のない動き。
見下しているのとは違う温度のない瞳。
おそらくプロだ。
ルルーシュを白昼堂々暗殺しようとやってきた。
スザクは証言者として用いるつもりだったのかもしれない。
とするば本当に第三皇子の使者である可能性は限りなく低い。
いや、真実は本人に聞くのが一番早い。
失敗に舌打ちすらなかった。
くるりと翻える身体をスザクは蹴り上げる。
しかし避けられた。
いや、急所は逃したが腹には入った。手加減なく蹴りあげたのだ。痣になっているはずだ。
さすがにバランスは崩したが、声をあげなかったのはさすがと言うべきか。
伸ばした手が後少しで届かず、廊下にでてしまったことに舌打ちをした。
迷わない。
おいかけて捕まえる。
そして吐いてもらう。
逃がすものか。
「スザク!」
駆け出そうとしたスザクを悲鳴と、それから確かな抵抗が引き止めた。
「離せ! 逃げられる!」
焦っていたせいで思わず怒鳴ってしまった。
びくっと服の裾をつかんでいた手が震えて。
完全に怯えて揺れる眸にざっと頭が冷えた。
「ルルーシュ……」
「ち……が……」
血がでてる。
ルルーシュを庇ったはいいが、反応が遅くなってその刃を自らの肉体で受け止めることになったのはスザクのミスだ。
「大丈夫だから」
大丈夫だ。
とりあえず今は痛みはない――脳内麻薬がでてるんだろうなと他人事のように考える。こういうことをするとあとがつらくなると経験上知っているがあとのことなど知ったものか。今は好都合だ。
追いかけられる。
ルルーシュの手を振り払った。
スザクは問題ない。
ここで逃げられるのが一番よろしくない。
ルルーシュだってそれくらいのことわかっているだろうに。
宙に浮いた白い手がそれでも引き留めようとするのは何を考えてなのか、頼りなさげに伸ばされたからたまらない。
宥めるように――これは条件反射でもなんでもない。申し訳ないが本能だ。
口付けた。
そのまま驚きのあまり放心状態に陥ったルルーシュをその場に残し、スザクは窓から飛び出す。
まだ、間に合うはずだ。
彼女は廊下にでていった。
どんな道を通ろうと、外にはでてくるはずだ。
一つ下の窓から脱出をはかろうとする姿を認めて、スザクはうっすらと笑った。
ほら、見つけた。
「ここ、……………二階だぞ」
全く問題ない。
が。
放心したままのルルーシュはしばらくその場から動けなかったから見ることはできなかったが、窓に駆け寄っていたら翻ったスカートの中が見えたはずだ。
見たいかどうかは別にして。
Back Next
【言い訳】(反転)
スザ子かわいいよスザ子!!!
スザ子スザ子と打ち込みすぎて私の携帯は「スザ」までうつと「スザ子」をだしてくれます。orz
あースザ子のパンツなんだったんだろう。パンツ(変態め)
悩んだ末決まらなかったので妄想想像におまかせします、ということで。ああもういいよヒモパンで(やめろ)
|